概要
SMBC コンシューマーファイナンスは 2026 年 11 月 5 日、地方銀行や信用金庫、インターネット銀行などと提携して行うカードローン等の保証業務で使うシステムが第三者の不正アクセスを受け、外部に送信されたデータに顧客の個人情報が含まれていたと公表しました。11 月 2 日に不正アクセスを検知して同日中にシステムへのアクセスを遮断し、調査の過程で漏えいを確認したとしています。同社は一部の提携先にカードローンの Web 申込フォームを提供しています。
漏えいしたのは最大 320,118 名分で、氏名・生年月日・住所・電話番号・メールアドレス・運転免許証番号・勤務先情報(年収等)・契約情報(金融機関コード、顧客番号、保証額等)です。本人確認書類の画像は含まれていないと説明しています。原因と影響範囲は調査中で、保証システムを一時停止して安全性の確認を続けています。二次被害は現時点で確認されていないとしています。報道では、この停止により最大 188 の提携金融機関でカードローンの新規受付が止まったと伝えられていますが、この数は同社の公表文にはありません。
日本企業への影響と対応のポイント
- 保証会社や業務委託先と顧客情報を連携している金融機関・事業者に関係します。委託先・提携先のシステムが止まったときに自社のサービスをどう継続し、顧客にどう案内するかを確認することを推奨します
- 政府の緊急対策パッケージが挙げる委託先のセキュリティ統制と接続経路の厳格化を手がかりに、提携先に渡している顧客情報の範囲が業務上必要な最小限か、Web 申込フォームなど外部公開の仕組みの脆弱性診断が行われているかを点検するとよいでしょう
出典
- 当社保証システムへの不正アクセスによるお客さま情報の漏えいについて(2026-11-05・SMBC コンシューマーファイナンス)
- 「当社保証システムへの不正アクセスによるお客さま情報の漏えいについて」に関するお客さま専用窓口へのフリーダイヤル追加のお知らせ(2026-11-06・SMBC コンシューマーファイナンス)