SECURITY NEWS

セキュリティニュース

世界と日本のサイバーセキュリティに関する規制・法令の動きと、悪用が確認された脆弱性の注意喚起、大規模なサイバー攻撃・情報漏えいの事案と攻撃動向を、テーマごとに毎日お届けします。毎週月曜日には先週分のまとめも掲載します。

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  1. global Ivanti Connect Secure 22.8 のサポートが終了 CISA が CVE-2026-104935 の注意喚起で案内。25.x への移行は Ivanti の互換性ガイドを参照 関連ニュースを読む
  2. JP 犯罪収益移転防止法施行規則の改正が施行、本人確認書類の画像送信による本人確認方法が廃止 IC チップ情報の読取りに原則一本化。金融庁は施行日を待たない早期対応を要請 関連ニュースを読む
  3. EU EU サイバーレジリエンス法(CRA)の主要な義務(設計・開発・脆弱性対応など)とオープンソース・スチュワードの報告義務が適用開始 製造者の脆弱性・重大インシデントの報告義務は 2026-09-11 に適用済み 関連ニュースを読む

グローバルの規制・法令 の他のニュース

  1. JP 個人情報保護委員会が大規模漏えいを受け注意喚起、見直し予定の技術的安全管理措置の手法例を先行公表 個人情報保護委員会 個人情報保護委員会は 10 月 7 日、大規模な漏えい事案を踏まえた注意喚起を公表し、来年 4 月に確定予定のガイドライン見直しのうち技術的安全管理措置の手法例を先取りして示しました。不要データの消去も改めて求めています。
  2. JP 金融庁が金融機関にサイバー対策の点検を要請、本人確認書類の画像送信方式の廃止前倒しも求める 金融庁 金融庁は 10 月 9 日、本人確認書類の画像を含む顧客情報の漏えいが起きているとして、金融機関等にサイバー対策の点検と、2027 年 4 月 1 日に廃止される画像送信による本人確認からの早期移行を求めました。
  3. US 米 CISA のインシデント報告規則(CIRCIA)最終規則案が 10 月 1 日にホワイトハウスの審査へ RegInfo.gov(米国 行政管理予算局 情報・規制問題室) 米 CISA が重要インフラ事業者にサイバーインシデントの 72 時間以内の報告などを求める CIRCIA の最終規則を、2026 年 10 月 1 日に行政管理予算局(OMB)の審査に提出しました。公布の時期と最終的な対象範囲はまだ決まっていません。
  4. JP IPA が「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン 2026 年版」を公開、NICT を署名機関に追加 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) IPA が脆弱性情報の届出・調整の手順を定めた「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」の 2026 年版を 10 月 1 日に公開しました。NICT の署名機関への追加や、サイバー対処能力強化法の施行への対応が主な改訂点です。
  5. JP 国家サイバー統括室が「サイバーセキュリティ関係法令Q&Aハンドブック Ver.3.0」を公開、能動的サイバー防御などの法改正に対応 内閣官房 国家サイバー統括室(サイバーセキュリティポータルサイト) 内閣官房 国家サイバー統括室が、企業のサイバーセキュリティ対策とインシデント対応に関わる法令を Q&A 形式で解説する「サイバーセキュリティ関係法令Q&Aハンドブック」の Ver.3.0 を 2026 年 10 月に公開しました。自社に関係する法令を確認する入口として使えます。
  6. JP 国家サイバー統括室「重要インフラのサイバーセキュリティ対策のための統一基準」が 10 月 1 日に施行 内閣官房 国家サイバー統括室(NCO) 内閣官房 国家サイバー統括室が定めた「重要インフラのサイバーセキュリティ対策のための統一基準」と「安全基準等策定ガイドライン」が 2026 年 10 月 1 日に施行されました。重要インフラ事業者本体だけでなく、委託先やサプライチェーンの企業にも対策の要請が及ぶ可能性があります。
グローバルの規制・法令

金融庁が金融機関にサイバー対策の点検を要請、本人確認書類の画像送信方式の廃止前倒しも求める

概要

金融庁は 2026 年 10 月 9 日、「現下の情勢を踏まえたサイバーセキュリティ対策の強化と各種取引申込等における対応について」を公表しました。インターネットに公開された顧客向けサービスや業務システムへの不正アクセスが増え、運転免許証などの本人確認書類の画像を含む顧客情報が漏えいしていること、なりすましの手口が巧妙になっていることを背景に挙げています。

金融機関等への要請は 3 点です。(1) 同日公表の国家サイバー統括室の注意喚起や今後明らかになる攻撃の原因・手口を踏まえ、第三者リスク管理やインシデント対応態勢を含むサイバー対策を点検し、不足があれば速やかに対応すること、(2) 非対面の本人確認で、本人確認書類の画像や顧客の容貌の画像に不自然な点がないかを徹底して確認すること、(3) 犯罪収益移転防止法施行規則の改正により 2027 年 4 月 1 日から本人確認書類の画像送信を受ける方法が廃止され、IC チップ情報の読取りに原則一本化されることを踏まえ、施行日を待たずにできるだけ早く対応すること、です。

日本企業への影響と対応のポイント

  • 関係するのは、銀行・証券・保険・資金移動業者など非対面で口座開設や取引申込を受け付ける金融機関等と、本人確認(eKYC)の仕組みを提供・運用する事業者です
  • 画像送信方式に頼っている場合は、IC チップ読取り方式への移行計画を前倒しで確認することを推奨します。あわせて、国家サイバー統括室の注意喚起(同日の記事)の項目に沿って、委託先を含むサイバー対策の点検を進めるとよいでしょう

出典