SECURITY NEWS

セキュリティニュース

世界と日本のサイバーセキュリティに関する規制・法令の動きと、悪用が確認された脆弱性の注意喚起、大規模なサイバー攻撃・情報漏えいの事案と攻撃動向を、テーマごとに毎日お届けします。毎週月曜日には先週分のまとめも掲載します。

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  1. global Ivanti Connect Secure 22.8 のサポートが終了 CISA が CVE-2026-104935 の注意喚起で案内。25.x への移行は Ivanti の互換性ガイドを参照 関連ニュースを読む
  2. JP 犯罪収益移転防止法施行規則の改正が施行、本人確認書類の画像送信による本人確認方法が廃止 IC チップ情報の読取りに原則一本化。金融庁は施行日を待たない早期対応を要請 関連ニュースを読む
  3. EU EU サイバーレジリエンス法(CRA)の主要な義務(設計・開発・脆弱性対応など)とオープンソース・スチュワードの報告義務が適用開始 製造者の脆弱性・重大インシデントの報告義務は 2026-09-11 に適用済み 関連ニュースを読む

インシデント・攻撃動向 の他のニュース

  1. JP ソースネクストが会員情報取得 API の不正利用を公表、最大約 2,252 万件の会員情報が流出 ソースネクスト株式会社 ソースネクストは 10 月 15 日、会員情報取得 API が第三者に不正利用され、最大 2,251 万 9,960 件の会員情報が流出したと公表しました。パスワードを含み、全会員のパスワードを変更済みです。カード情報は対象外としています。
  2. JP IPA が「不正アクセス特別相談窓口」を開設、被害やその疑いがある企業・組織の初動対応を助言 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) IPA は 10 月 16 日、不正アクセスの被害を受けた、またはその疑いがある国内の企業・組織向けの「不正アクセス特別相談窓口」を公表しました。被害の可能性の判断、緊急対策の提案、対応事業者の紹介などを電話とメールで受け付けます。
  3. JP JPCERT/CC が国内の連続不正アクセスの攻撃インフラを調査、攻撃者による AI を使った脆弱性スキャンを確認 JPCERT/CC JPCERT/CC は 10 月 15 日、国内で相次ぐ不正アクセス事案の攻撃インフラを調べた結果を公表し、攻撃者が AI で既知の脆弱性をスキャンし、アプリ解析で特定した API を狙っていたことを確認しました。API の認証・認可の点検を呼びかけています。
  4. JP NICT が相次ぐ情報漏えいの原因の一つに「アプリ解析からのサーバ攻撃」を挙げ、アプリ提供事業者に点検を呼びかけ 情報通信研究機構(NICT) NICT は 10 月 13 日、公開中の Android アプリを解析して接続先のサーバーを攻撃する「A2B 攻撃」が国内の相次ぐ情報漏えいの原因の一つだとして注意喚起し、アプリ提供事業者に侵害の確認と点検を求めました。
  5. JP 旅行予約サイト「skyticket」に 3 件の不正アクセス、約 1,464 万件の顧客情報が流出 株式会社アドベンチャー アドベンチャーは、skyticket への 3 件の不正アクセスで約 1,464 万件の顧客情報が流出したと公表しました。管理機能の不正操作を起点にクラウド上のデータへ侵入されたとしており、管理機能の防御が論点です。
  6. JP IDCF クラウドがランサムウェア攻撃で停止、利用する 495 の企業・自治体に影響しデータ復元は困難の見通し IDC フロンティア IDC フロンティアは、IDCF クラウド東日本リージョン 1 がランサムウェア攻撃で停止し、495 の企業・自治体に影響したと公表しました。一部ゾーンのデータは利用者のバックアップからの復元が必要とされています。
  7. JP ローソンが「ローソン ID」への不正アクセスで約 215 万件の個人情報漏えいを公表、アプリの表示機構が突破される 株式会社ローソン ローソンは 10 月 8 日、9 月中旬の不正アクセスで「ローソン ID」の個人情報 215 万 5345 件が漏えいしたと公表しました。本人にだけ情報を表示するアプリ関連のセキュリティ機構が第三者に突破されたと説明しています。
  8. JP 第一興商が委託先従業員の PC のマルウェア感染を公表、「ビッグエコー」会員など約 872 万件が漏えいのおそれ 株式会社第一興商 第一興商は 10 月 8 日、個人情報の取扱いを委託する日本コロムビアグループの従業員の PC がマルウェアに感染し、一時保管されていた顧客・従業員の情報約 872 万件が漏えいしたおそれがあると公表しました。
  9. JP ブックオフグループ HD が子会社の会員管理システムへの不正アクセスを公表、最大約 643 万件の会員情報が流出 ブックオフグループホールディングス株式会社 ブックオフグループホールディングスは 10 月 9 日、子会社の会員管理システムが不正アクセスを受け、最大約 643 万件の会員情報が外部に取得されたと公表しました。パスワードのハッシュ値も含まれ、人数や項目は精査中です。
  10. JP FAQ システム「i-ask」に不正アクセス、利用企業最大 5 社の問い合わせ情報延べ約 71 万件が流出のおそれ 株式会社スカラコミュニケーションズ スカラコミュニケーションズは 10 月 6 日、FAQ システム「i-ask」の管理サイトへの不正ログインにより、同じサーバー上の利用企業最大 5 社の問い合わせ情報(延べ最大 71 万 3126 件)が流出したおそれがあると公表しました。
  11. JP 国内で相次ぐ不正アクセスによる情報漏えいを受け、国家サイバー統括室と IPA が 10 月 9 日に対策の徹底を要請 内閣官房国家サイバー統括室 大量の個人情報を扱う事業者への不正アクセスと情報窃取が相次いでいるとして、国家サイバー統括室と IPA が 10 月 9 日に注意喚起を公表しました。公開システムのログ点検や委託先管理、保有データの最小化を求めています。
  12. JP JPCERT/CC が国内組織で相次ぐ不正アクセスに注意喚起、API の不正操作や既知の脆弱性の悪用を確認 JPCERT/CC 2026 年 9 月前後から国内組織で不正アクセスによる個人情報などの漏えいが相次いでいるとして、JPCERT/CC が 10 月 8 日に注意喚起を公表しました。API の不正操作などが報告され、レート制限やアクセス制御の点検を勧めています。
  13. global 米 CISA・FBI など 7 か国の機関が中国の企業 Integrity Tech の関与する攻撃に合同で注意喚起、日本の警察庁も共同署名 CISA 米国・英国・日本などの機関が 10 月 8 日、中国政府とつながりのある企業 Integrity Tech が関与する攻撃について合同アドバイザリ AA26-281A を公表しました。既知の脆弱性の悪用やパスワードスプレーなどが示されています。
  14. KR 韓国の金融機関で相次ぐ顧客情報の漏えい、当局は AI 利用の兆候を示し全金融機関に緊急点検を指示 金融委員会(韓国) 韓国で 9 月 30 日の新韓銀行の報告を皮切りに複数の金融機関から顧客情報が漏えいし、金融委員会は 10 月 4 日に全金融機関へ緊急の自己点検を指示しました。大統領も一部の攻撃に AI が使われた兆候があると述べています。
  15. JP タイムズカーへの不正アクセスで最大約 660 万件の会員情報が漏えい、約 160 万件は本人確認書類の画像を含む パーク24株式会社 パーク24 は 9 月 28 日、子会社タイムズモビリティの「タイムズカー」の Web システムが不正アクセスを受け、退会者を含む最大約 660 万件の会員情報が漏えいしたと公表しました。約 160 万件には運転免許証などの画像が含まれます。
インシデント・攻撃動向

ソースネクストが会員情報取得 API の不正利用を公表、最大約 2,252 万件の会員情報が流出

概要

ソースネクスト株式会社は 2026 年 10 月 15 日、自社サイトへの不正アクセスにより顧客情報が流出したと公表しました。10 月 13 日 9 時ごろに外部からの不正アクセスを確認して同日中に遮断し、その後の調査で 10 月 9 日 10 時ごろから第三者が同社の「会員情報取得API」を利用して会員情報を取得していたことが判明したとしています。対象は最大 2,251 万 9,960 件で、メールアドレス・パスワード・氏名・住所・性別・電話番号・生年月日・会社名・役職などが含まれます(会員ごとに項目は異なるとしています)。クレジットカード情報は当該システムに保存していないため対象外と説明しています。

同社は個人情報保護委員会へ報告し、警察への被害申告を予定しているほか、外部の専門機関と調査を続けています。全会員のパスワードを変更済みで、同じメールアドレスとパスワードを使っている他のサービスでのパスワード変更と、同社をかたる不審な連絡への注意を呼びかけています。侵入の経路や原因の詳細は調査中で、公表されていません。

日本企業への影響と対応のポイント

  • 関係するのは、会員サイトやアプリ向けに会員情報を返す API を運用している企業です。国内で相次ぐ情報漏えいでは API の不正操作が確認されており(関連記事)、本件もその一例として、API の認可や大量取得の検知・制限を点検することを推奨します。国家サイバー統括室と IPA が示した対策項目(関連記事)も手がかりになります
  • 流出したメールアドレスとパスワードが他のサービスで試される(パスワードリスト攻撃)おそれがあります。自社サービスのログイン試行の監視や多要素認証の提供状況を確認しておくとよいでしょう。社員が業務用アドレスで同社に登録していた場合は、同じパスワードの使い回しが無いかの確認を推奨します

出典