SECURITY NEWS

セキュリティニュース

世界と日本のサイバーセキュリティに関する規制・法令の動きと、悪用が確認された脆弱性の注意喚起、大規模なサイバー攻撃・情報漏えいの事案と攻撃動向を、テーマごとに毎日お届けします。毎週月曜日には先週分のまとめも掲載します。

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  1. global Ivanti Connect Secure 22.8 のサポートが終了 CISA が CVE-2026-104935 の注意喚起で案内。25.x への移行は Ivanti の互換性ガイドを参照 関連ニュースを読む
  2. JP 犯罪収益移転防止法施行規則の改正が施行、本人確認書類の画像送信による本人確認方法が廃止 IC チップ情報の読取りに原則一本化。金融庁は施行日を待たない早期対応を要請 関連ニュースを読む
  3. EU EU サイバーレジリエンス法(CRA)の主要な義務(設計・開発・脆弱性対応など)とオープンソース・スチュワードの報告義務が適用開始 製造者の脆弱性・重大インシデントの報告義務は 2026-09-11 に適用済み 関連ニュースを読む

脆弱性・注意喚起 の他のニュース

  1. JP EC-CUBE 4 の「AmazonPay プラグイン」に脆弱性 CVE-2026-103671、悪用を確認しパッチを公開 JVN EC-CUBE 4 向けの公式決済プラグイン「AmazonPay プラグイン」に、購入手続き中に利用者を任意のサイトへ誘導されうる脆弱性 CVE-2026-103671 が見つかりました。悪用が確認されており、開発者がパッチを公開しています。
  2. global Atlassian の Jira・Confluence など Data Center 製品の脆弱性 CVE-2026-21589、CISA が悪用確認済みに追加 Atlassian 米 CISA は 10 月 15 日、Jira・Confluence など Atlassian の Data Center 製品の任意ファイルアクセスの脆弱性 CVE-2026-21589 を悪用確認済みカタログに追加しました。修正版は公開済みです。
  3. global Cisco Secure Email Gateway に任意ファイル書き込みの脆弱性 CVE-2026-76519、悪用を確認し修正版を公開 Cisco Cisco が Secure Email Gateway の CVE-2026-76519(CVSS 9.8)を公表しました。ファイルレピュテーションを有効にした構成が対象で、悪用が確認され米 CISA も KEV に追加しました。修正版の適用と侵害の痕跡の確認を推奨します。
  4. global Palo Alto Networks PAN-OS の管理画面に脆弱性 CVE-2026-0322、限定的な悪用を確認し修正版を公開 Palo Alto Networks Palo Alto Networks が PAN-OS の管理インターフェースにコード実行の脆弱性 CVE-2026-0322 を公表しました。限定的な悪用が確認され、米 CISA も悪用確認済みカタログに追加しています。修正版の適用と管理画面へのアクセス制限を確認してください。
  5. global Windows Shell の脆弱性 CVE-2026-96951 が悪用、10 月の月例更新で修正されマークオブザウェブ回避のおそれ Microsoft Security Response Center マイクロソフトは 10 月 13 日(米国時間)の月例更新で、悪用を確認した Windows Shell の脆弱性 CVE-2026-96951 を修正しました。細工したファイルでマークオブザウェブの警告を回避されるおそれがあり、CISA も KEV に追加しています。
  6. JP SiteGuard Server Edition に OS コマンドインジェクションの脆弱性 CVE-2026-106931、悪用を確認し修正版を公開 JPCERT/CC 国内で広く使われる WAF「SiteGuard Server Edition」に、root/SYSTEM 権限で OS コマンドを実行されうる脆弱性があり、悪用も確認されています。JPCERT/CC が注意喚起し、修正版とパッチが公開されています。
  7. global Ivanti Connect Secure にゼロデイの認証回避の脆弱性 CVE-2026-104935、悪用を受け修正版を公開 CISA 米 CISA は 10 月 13 日、Ivanti Connect Secure の認証回避の脆弱性 CVE-2026-104935 が悪用されているとして、悪用確認済みカタログへの追加と速やかな更新を呼びかけました。同日に修正版が公開されています。
  8. global 米 CISA が Apache Struts・BIND・ProFTPD など古い脆弱性 5 件を悪用確認済みカタログに追加 CISA CISA は 10 月 8 日、Apache Struts・BIND・ProFTPD など 2015〜2023 年の脆弱性 5 件を、悪用の証拠に基づき KEV カタログに追加しました。更新されないまま残る旧システムの点検が論点です。
  9. global Cisco Catalyst SD-WAN Manager に認証回避の脆弱性 CVE-2026-76504、悪用を確認し修正版を公開 Cisco Cisco は SD-WAN の管理製品 Catalyst SD-WAN Manager の API で認証を回避される脆弱性 CVE-2026-76504(CVSS 9.8)を公表し、修正版を公開しました。9 月に悪用を確認しており、回避策はありません。
  10. JP Movable Type に未認証でコード実行や SQL 実行が可能な脆弱性、シックス・アパートが修正版を公開 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) CMS の Movable Type と Movable Type Premium で、任意のコードや SQL が実行されうる脆弱性 CVE-2026-96408 などが公表され、10 月 7 日に修正版が公開されました。サポート終了版も影響を受けます。
  11. global Citrix NetScaler ADC・Gateway の脆弱性悪用が続き、SAML 構成の CVE-2026-88779 も CISA KEV に追加 Cloud Software Group(Citrix) NetScaler ADC・Gateway で 9 月公表の脆弱性の悪用が続き、国内でも攻撃試行が観測されています。10 月 4 日には SAML 構成に影響する CVE-2026-88779 も CISA の悪用確認済みカタログに追加されました。
  12. global FortiMail のゼロデイ脆弱性 CVE-2026-104286、悪用確認を受け Fortinet が修正版を公開 Fortinet PSIRT Fortinet のメールセキュリティ製品 FortiMail で、未認証で任意のファイル書き込みが可能な脆弱性 CVE-2026-104286 の悪用が確認されました。10 月 1 日の公表時は未提供だった修正版が公開されており、利用企業は更新の確認が推奨されます。
脆弱性・注意喚起

米 CISA が Apache Struts・BIND・ProFTPD など古い脆弱性 5 件を悪用確認済みカタログに追加

概要

米 CISA は 2026 年 10 月 8 日、実際の悪用の証拠に基づき、次の 5 件を Known Exploited Vulnerabilities(KEV)カタログに追加しました。いずれも修正が数年前に公開済みの古い脆弱性で、米連邦政府機関の対応期限は 10 月 11 日と設定されています。カタログでは BIND を除く 4 件が、更新の適用に加えて侵害の有無を調べるフォレンジック調査(forensic triage)の対象とされています。ランサムウェアでの利用は「Unknown(不明)」です。

製品CVE内容(カタログの記載)修正・回避策(ベンダーの公表)
Apache Struts 2CVE-2016-3081Dynamic Method Invocation(DMI)経由のコマンドインジェクション2.3.20〜2.3.28 が影響(2.3.20.3・2.3.24.3 を除く)。修正版は 2.3.20.3・2.3.24.3・2.3.28.1。回避策は DMI の無効化
ISC BINDCVE-2015-5477TKEY クエリの処理によるサービス妨害9.1.0〜9.8.x、9.9.0〜9.9.7-P1、9.10.0〜9.10.2-P2 が影響。修正版は 9.9.7-P2・9.10.2-P3。回避策は無し
ProFTPDCVE-2015-3306不適切なアクセス制御(ファイルの読み書き)—
ONLYOFFICE DocsCVE-2021-3199パストラバーサル(リモートでのコード実行につながりうる)—
StrapiCVE-2023-22894機微な情報の平文保存—

日本企業への影響と対応のポイント

  • 関係するのは、Struts 2 を使った業務 Web システム、BIND で運用する DNS サーバー、ProFTPD のファイル転送サーバーなど、長く更新されていないシステムを持つ企業と、その運用を委託している企業です。サポートが終了した版のまま動いている機器が対象になりやすい点に注意が必要です
  • 資産台帳や外部公開サーバーの一覧で該当製品・バージョンの有無を確認し、該当すれば修正版への更新(更新できないものは利用停止や外部公開の制限)を推奨します。CISA が侵害調査の対象とした 4 件は、長期間外部に公開していた場合、ログや不審なファイルの確認もあわせて検討してください

出典