DLPシステム更改PMO支援

金融機関で個人情報が漏えいが発生した場合は、大きな問題として扱われるため、従業員は常に厳格な取扱いが求められます。例えば、担当者が誤ってメールで他者の個人情報を送ってしまった場合であっても重大な事故として扱われ、監督官庁や漏えいした個人へ報告が必要です。そこで、DLP(Data Loss Prevention|データ漏えい防止システム)を用いて、情報漏えいを検知・未然防止する金融機関も多いです。ご支援させていただいた金融機関では、個人情報や機密情報の漏えい防止のため、DLPを約6000台の端末に導入していました。ところが、導入から数年が経過し古いバージョンで動作していたため、ベンダーからの保守サポートが受けられない状況となっていました。

 

支援内容

本プロジェクトでは、新たなサーバ環境を作り上げ、クライアント端末を旧環境から新環境へ移行するという手法で更改作業を行いました。弊社はDLPの更改プロジェクトへPMOとして参画し、定例会の招集と開催、進捗管理、課題管理、社内メンバーやベンダーとの作業調整、品質監査プロセスの推進、運用設計と引継ぎなどを行いました。

 

プロジェクト成果

約6000台の端末に導入されていた旧バージョンのDLPを、大きな問題もなく新バージョンへ移行することができました。また、今までDLPの運用がうまく回らない・機能していないという課題があったため、これを機に運用方法の見直しをさせていただき、複数部署でスムーズに連携して運用作業を行えるようにしました。運用まで改善できたのは弊社が力強く推進をしてくれたおかげだと評価していただきました。