デジタライゼーション戦略策定

デジタライゼーション(業務やサービスのデジタル化)について力を入れて推進しようとしている企業は増えてきています。DXやデジタライゼーションを推進する場合、それ自体を目的化すると取り組みが思うように進まず、終了してしまう場合があります。デジタライゼーション自体は目的ではないため、何のためにデジタライゼーションをするのかをしっかりと考える必要があります。デジタライゼーションの目的が定まれば、優先的に実施すべき取り組み(戦略)が見えてきます。

 

課題認識

ご支援をした金融機関様では、顧客向けサービスのデジタル化について検討をしており、デジタル化による顧客利便性の向上を目指していました。他社事例等からいくつかの施策の実施を検討していましたが、投資費用の観点から優先的に実施すべき施策を検討したいと考えていました。

 

未来を見据えた戦略の検討

地方においても近い未来、デジタルサービスとリアルサービスは逆転し、デジタルサービスがサービス提供の中心となることが予想されます。今までは利便性向上のためのツールとしてのデジタルサービスが、金融機関が提供するサービスの中心へと変わり、広い顧客層に向けた低価格もしくは無償のサービスとして提供されます。一方でリアルは、より付加価値の高いサービスとして有償への切り替えが進みます。

この状況下において、優先的に実施すべき施策の方向性としては大きく次の3つが考えられます。

  • デジタルサービス提供基盤の整備
  • データ活用による新規ビジネスの創出
  • 社員のコンサルティング能力向上

 

プロジェクトの成果

本プロジェクトでは、ご支援をした金融機関様と深く対話し、今後優先的に実施すべき施策について検討しました。その後も、施策の実施に向けた継続したご支援を行いました。